絵本「校正者さん」

昨日、編集者さんからメールが届きました。「追加資料」と名付けられた添付ファイルと共に。
なんでも初校ゲラに色々と提案や指示をしてくださった校正者さんが興味で色々と(特に惑星について)調べてくれたという事で、初校ゲラに指摘することになった裏付け情報資料を数枚送ってくれたのです。新たな資料を見付け最新情報も提案してもらいました。
校正者さんという仕事は単に文字や句読点・段落などのケアレスミスを見付けるだけの仕事だと思っていたのですが、大きな間違いだったようです。
誤字訂正は当然ですが、文章の並び方までアドバイスしてもらいました。
(実際の文章は載せられないので)例えば、「私、あなたのことがとっても好きなんです。」という文章があったとします。これを「私、好きなんです。あなたのことが、とっても。」という風にアドバイスをしてもらったり、という事です。内容は変わらず使っている単語も一緒なのに、随分イメージが違いますよね。日本語って面白いです。
さて、前回の記事で初校ゲラについて「ゆっくりと微調整」などと綴っていましたが、ちょっと状況が変わりました。
校正者さんの提案を読んで、ようやく気が付いたのです。思い違いされている文章に。実は、編集者さんにも打ち合わせの時に指摘されていたのですが、言葉で説明したら「あ~なるほど」と理解してもらっちゃったので、私としては全く問題なく意図が伝わると勘違いしてしまったのです。
本として出版する以上、言葉で理解してもらってもダメですね。きちんと文字で意図を伝えないと。
という事で、今さらですが一部書き換えようと考え中です。
これも色々と興味を持ってアドバイスをくれた校正者さんのおかげですね。初校ゲラ段階で気付いてよかったです。
編集者さん・イラストレーターさん・校正者さん、私はかなり当たりクジを引いている気がします。

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